香水レビュー グリーン/フレッシュフローラル編
※体温高め、Ph低め、温度の高い手首で
香りの変化を診ているので
腰等につけた時より甘い香りになる傾向があります。
出てくる香調には個人差があります。
■クレール ドゥ ニローン
メーカー: ラリック
香調 : アクアフローラル
トップ: メロン・プラリネ
ミドル: スイレン・ジャスミン・フリージア・ ダッフォディル
ラスト: バニラ・サンダルウッド・アンバー
甘くないメロンが瑞々しく香り、清々しいフリージアやジャスミンと混じり合う
どこまでも透明感のある好きな香り。
ラストノートは主張しない感じでアクアノートを楽しめる。
■エクラ ドゥ アルページュ
メーカー: ランバン
香調 : フレッシュ モダン フローラル
トップ: グリーンライラック、シシリアンレモンリーブス
ミドル: ピーチブロッサム、レッドピオニー
ラスト: ホワイトシダー、スイートムスク
少し大人びたシャープなフローラルで、あまり華々しくない。
オフィスでもフェミニンでも使っていける洗練され、落ち着いたフローラル。
甘くもなくパウダリーな香りにはならないので使いやすい香り。
■マリーミー
メーカー: ランバン
香調 : ハッピーシアーフローラル
トップ: ビターオレンジエッセンス、ホワイトピーチ、フリージアブーケ
ミドル: サンバックジャスミンアブソリュート、マグノリアブリーズ、ローズペタル
ラスト: ホワイトシダー、ビブラントアンバー、ムスクベール
エクラ ドゥ アルページュより僅かに甘くポップな感じのフローラル。
ジャスミンやホワイトシダーの影響でフラワリーな感じにはならないので
場所を選ばず使っていける。
ただ「何て香水使っているの?」の質問には答えにくい名称w
ラストはほんのり甘さを帯びるが、香りに殆ど変化はないような。
■クリスタル オーヴェルト
メーカー: シャネル
香調 : フレッシュフローラル
トップ: アマルフィーレモン、ベルガモット
ミドル: マグノリア、ジャスミン、ネロリ
ラスト: アブストラクトホワイトフラワー
レモンのサッパリした香りから清々しい花の香りへと変化。
上品だけど気取らず、甘くもないので嫌味にもなりにくい。
シャネル特有の重たい感じもないので普段使い出来る香り。
■オムニア アメジスト
メーカー: ブルガリ
香調 : フレッシュフローラル
トップ: グリーンサップ、ピンクグレープフルーツ
ミドル: ブルガリアンローズバッド、アイリス
ラスト: ヘリオトロープ、ソーラーウッド
瑞々しい花が香った後はブルガリ…オムニア特有の
アンバー、ムスクが織りなすまるみのある香りへ。
とても特徴あるベースノートなので、周囲にブルガリつけている人がいない場合は
使い勝手が良い。
(しかしブルガリ愛用者は多い)
周囲の人に好評だった香り。
■ユーフォリア ブロッサム
メーカー: カルバンクライン
香調 : フレッシュ・ルミナス・フローラル
トップ: ザクロ、グリーンアコード、キンカン
ミドル: オーキッド、ピンクピオニー、ブロッサム
ラスト: ブロンドウッド、アンバー、シアームスク
甘さの少ないフレッシュな花の香りで、落ち着きがあるので大人びたフローラル。
官能的でもあるので大人向け。
爽やかだが爽やか過ぎず、他のフローラル系で似た香りがないので
被りをあまり気にせず使える。
■ライトブルー
メーカー: ドルチェ&ガッパーナ
香調 : フレッシュフローラル
トップ: シチリアンシトロン、アップル、ブルーベル、レモン
ミドル: ジャスミン、バンブー、ホワイトローズ
ラスト: シダーウッド、アンバームスク
プチサンボンより長く香るためにラストはアンバー等のほんのりした甘さが出るものの
シトラス、ジャスミン、シダーと全体を通して爽やか目に香る。
一世を風靡した万人向け香水。
好きな香りの一つだが若々しい香りなので今はつけず、
ルームフレグランスにしている。
■ウィッシュ ターコイズダイヤモンド
メーカー: ショパール
香調 : フレッシュフローラルフルーティ
トップ: 東洋ペア、ライチ、フリージア
ミドル: さくら、マグノリア
ラスト: ホワイトムスク、モダンアンバー、サンダルウッド
ダイヤモンドシリーズの中では色が示すように爽やか系。
ペアやフリージアが瑞々しく香るトップは甘さが控えめで、
落ち着いたマグノリアから少し甘みのあるラストへ。
使いやすい甘さ。
■オムニア グリーンジェイド
メーカー: ブルガリ
香調 : グリーンフローラル
トップ: グリーンマンダリン、スプリングウォーター
ミドル: ホワイトピオニー、ナスタチウム、ペアツリー、ジャスミン、、ジャスミンペタル
ラスト: ピスタチオ、ホワイトウッド、ムスク
爽やかにシトラスが香り、オムニア特有の温かみのある香りが続く。
その中でジャスミンがほんのりと清々しく香る。
アメジストよりちょっと爽やかなオムニアで此方の方が好みだが、
廃盤になってしまった。
■チャンス オー フレッシュ
メーカー: シャネル
香調 : グリーンフローラル
トップ: シトラス ウォータヒヤシンス
ミドル: ジャスミンアブソリュート
ラスト: アンバー パチョリ フレッシュベチバー
トップはフレッシュ系のようなすっきりとしたシトラスで
その後パウダリーな甘さに変化;
Phがアルカリ寄りの人だとピンクペッパーやトニック系で爽やかに香るらしいが
酸性が強い私はミドルもなく、トップが終わると一気にシャネルらしい
優雅な落ち着いたアンバー系になってしまう。
体質的にこの香水の構造の相性が悪そう;
■NO.19 プードレ
メーカー: シャネル
香調 : グリーンフローラル
トップ: ネロリ、マンダリン
ミドル: アイリス、ジャスミン
ラスト: ベチバー、ホワイトムスク、トンカビーン
トップはネロリかな…少し変わった香り。
その後ホワイトムスクが出て甘い感じに。
最後にアイリスが出てきてムスクが混じり合った香りに…。
私の場合はミドル前にラストが出ること多いので、あまりグリーンな感じにならないが
ノートが順調に出ればかなりサッパリしていて使いやすい香り。
■オスマンサス
メーカー: ディファレントカンパニー
香調 : グリーンフローラル
トップ: ベルガモット マンダリン グリーンノート
ミドル: オスマンサス ジャスミン ゼラニウム
ラスト: ムスク ローズ
はじめに強めなシトラスが香り、その後「地中海の庭」のような香りに。
「ナイルの庭」という評価もあるが…。
金木犀っぽい香りもするが、他の花々と混じり合い別のフローラルに変化している感がある。
■W
メーカー: バナナリパブリック
香調 : グリーンフローラル
トップ: ベルガモット、マンダリン、グレープフルーツ
ミドル: ホワイトフローラル
ラスト: ムスク
トップはニローンのようにマンダリンが瑞々しく、その後クラシカルなフローラルが続く。
香調にあるグリーンは私には感じられないが、
人によっては草いきれのような香りがするそうな。
際立った個性が無くレトロなフローラルなので万人受けしやすい。
カジュアルブランドなので比較的安価なのも特徴。
■カボティーヌグリーンサマー
メーカー: グレ
香調 : グリーン・フルーティー
トップ: ブラッドオレンジ、マンダリン、ゆず、洋ナシ
ミドル: ロータスフラワー、ジャスミンサムバック、フリージア
ラスト: ムスク、シダーウッド、モス
マンダリンや柚子が爽やかに香る奥から仄かに花が来たかな
と思いきや
すぐムスクやサンダルウッドのパウダリーな香りに…。
もう少しハートノートが楽しめたらグリーン系としてコレクションに入れられるのだが。
ノーマルなカボティーヌの方が扱いやすいかな。
■フィジー
メーカー: ギロラッシュ
香調 : グリーンフローラル
トップ: ヒヤシンス、レモン、ベルガモット
ミドル: フレッシュローズ、カーネーション、ジャスミン
ラスト: シダ、モス
トップは強めにヒヤシンスが香り、シトラスは感じられない。
その後はカーネーションと何か…整髪料のような香りになってしまう。
私の体温には合わないようだ。
■グリーンローズ
メーカー: 武蔵野ワークス
香調 : グリーンフローラル
トップ: レモングラス、グレープフルーツ、レモン
ミドル: ローズ、ゼラニウム、イランイラン
ラスト: ローズ
トップのシトラスは感じられず、ラストまでバラ香が楽しめる。
天然香料を使っているものの、ローズ自体とローズオイルではかなり香りが異なるため
ティーローズのような鮮烈な生花感があるわけでない。
バラ香が柔らかめなので、ローズをほんのりつけたいとか、初級に良さそう。
どことなく石鹸の香りもして清楚な感じ。
■カクタスウォーター
メーカー: フィンカ
香調 : グリーンフローラル
トップ: ベルガモット、イランイラン、リーフリィ
ミドル: チュベローズ、ジャスミン
ラスト: ムスク、バルザム、ピーチ、モス
イランイランのフラワリーな香りが広がり、チュベローズの甘さを帯び、
そのままピーチへと移行する。
ピーチもランコムのトップのような強い甘さではなく、モス等の影響でほんのり甘い程度。
私のPhではリーフリィやジャスミンが弱いのでグリーンのサッパリした感じは出ず、
軽い甘さのフローラル・フローラルになるのでイメージと異なるが、悪くはない。
■パール デ ラリック
メーカー: ラリック
香調 : シプレノート
トップ: ベルガモット、マンダリン
ミドル: ブルガリアン・ローズ、バーボン・ブラック・ペッパー
ラスト: オークモス、パチョリ、ベチバー、オリス
一風変わったシトラスでノートを知っていてもピンと来ないくらい。
バーボン・ブラック・ペッパーが特徴あるけれどスパイシーってほどでもなく、
優雅に香り
パチョリなどが落ち着いた深みのある香りで継いでいく。
甘みが無く、どのノートも他者と被りにくい。
■ティヨール
メーカー: ロタンティック
香調 : シングルフローラル
トップ:
ミドル: ライムブロッサム
ラスト:
甘みはないが、温かみのある爽やかな花の香り。
ライムの花の香りを知らないので「こんな感じなのかな?」と思いつつ。
■ブルーベル
メーカー: ペンハリガン
香調 : シングルフローラル
トップ: シトラス
ミドル: ヒヤシンス、リリー、シクラメン、ローズ、イランイラン、ジャスミン、カモミール
ラスト: クローブ、ガルバナム、シナモン
トップはほぼ無く、酸味を感じさせるような百合やシクラメン、ヒヤシンスのような
生花の香り。
評価が賛否両論あるが、これは好み分かれるかも。
■ガーデニア
メーカー: ペンハリガン
香調 : シングルフローラル
トップ: くちなし、月下香、ジャスミン、イランイラン、スパイス
ミドル: すみれ、ルバーブ、ベルガモット、ヒヤシンス、もくれん、葉々、バラ
ラスト: オレンジの花、クローブ、シナモン、すずらん、安息香、サンダルウッド、ムスク
くちなしの色味のある香りから、もくれんを中心とした濃厚なミドル、
甘めのすずらんへ…。
ラストがあまりムスキーにならなくて比較的ずっとフローラル。
■オードトワレ
メーカー: ロジェ・ガレ
香調 : グランド・フローラル
トップ: マンダリン、オレンジ
ミドル: ローズ、ジャスミン、チュベローズ、イランイラン
ラスト: サンダルウッド、アンバー
マンダリンが爽やかにジャスミンやローズを引き立てていく甘さの少ない香りで、
大輪の花が咲くのではなく、小さな花々が咲き乱れているようなささやかな感じのフローラル。
言い方悪いが、バナナっぽい香りで好き。
しかし香水のイメージが”少女と女性の間を揺れ動く20歳”らしいので
気に入っていてももう買えないかなw
まぁ廃盤みたいで入手難。
■カリカントゥス
メーカー: アッカカッパ
香調 : リッチ・フローラル
トップ: ベルガモット、グリーンインセンス、ネロリ
ミドル: ジャスミン、カリカントゥス、シクラメン、ピオニー
ラスト: ピーチ、オレンジブロッサム、ハニー、ムスク
官能的なロウバイの芳香。
トップやラストはほぼ感じられない。
モクレン系の深みのある香りでフォーマル向き。
■ミュールミュール
メーカー: ヴァンクリーフ&アーペル
香調 : フローラル・フローラル
トップ: マンダリン、フリージア、ホワイトローズ
ミドル: サンバックジャスミン、オレンジブロッサム、カッシーフラワー
ラスト: ローズウッド、シダーウッド、バニラ
トップからローズやフリージアが咲いたように濃厚に広がる
正統派フローラル・フローラル。
甘くない花々で、ラストはバニラのせいか丸みは出るが 、
バニラは感じられないエレガント香。
少々パウダリー。 普段使いは難しい。
フォーマル向き。
by yumadoi | 2014-10-17 05:12 | コレクション | Comments(0)