「療養所の悪魔」後編

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~アーニスト・ジャーミンの場合~

不可思議な悪夢から数ヵ月が過ぎようとしていた。
ユアンの書いた著書は情報屋から耳にし購入していた。
自分の見た夢が別人の視点で書かれている…夢の中の人物が実在しているのだろうか?
小説家ユアンの事を調べようと思った矢先に仕事が入る。

依頼人の名はジェシカ・ハンプトン。
最近グリーンウッド療養所で亡くなった
アンブローズ・モーベンの死について調べてほしい との依頼だ。
アンブローズ・モーベンとはかつて会社の同僚で、世話になった事もあり、
時折家を訪れる間柄であった。
モーベンが過労で神経衰弱を患いグリーンウッド療養所へ入院した事は知っていたが、
モーベンが抜けた穴を埋めなければならないこともあり、
仕事が繁忙を極めジェシカは見舞いに行くことは出来なかった。
そうしているうちにモーベンが心不全で亡くなった事を知る。
ジェシカは療養所へ行き、一目会ってモーベンに別れを告げたい 
と申し出たが、療養所設立者のフレイガン博士にけんもほろろに断られてしまう。
身寄りのないモーベンは既に近くのグリーンウッド墓地に埋葬したと言う。
献花することも出来ず、あまりに早い埋葬に不審を抱いたジェシカは
アーニストのいる探偵事務所を訪れた というわけだ。

アーニストが調べた所、モーベンがこの療養所で、ここ二ヶ月間で
5人目の死亡者だということが分かる。
検視官からこれらの死は全て自然死だったということを聞くが、
設立されてから15年の歴史を持つこの診療所で、
この5件以外には僅か4件の死亡例しかない。
しかも最近立て続けに死んだ患者は5人とも身寄りのない者ばかりで、
5人とも大した財産は持っていないという共通点があった。
ただ地方の警察や州保健局ではグリーンウッド療養所に何も手落ちはなかった
と判断しているようだが…。
そして5人とも療養所近くのグリーンウッド墓地に埋葬されていることが判明。
アーニストは更に詳しい状況を知るためにグリーンウッドの町へと向かう。


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~スコット・ネルソンの場合~

不可思議な悪夢から数ヵ月が過ぎようとしていた。
ユアンの書いた著書は客に薦められ目にしていた。
自分の見た夢が別人の視点で書かれている…不思議に思いながらも
スコットは変わらぬ日常を送り、いつも通り密売を先輩から請け負った。

「贔屓のドン・ヴォーガンさんを覚えているか? 暫く前に精神を病んで療養所に入っていたけれど、もうじき退院出来るほどに回復したらしくてね…。 
元気になると暇だから、こっそり一瓶差し入れしてほしいそうだ。 
頼まれてくれないか? ちょっと離れている場所だからチップははずむそうだぞ。
ヴォーガンさんが入院しているのはグリーンウッド療養所だ。
それから…知っていると思うが、グリーンウッド付近に俺達とは別の
酒の密造者の一団がいたはずだから、目を付けられないよう気を付けろよ。」

スコットは密造酒であるムーンシャインを隠し持ち、
それらしい見舞い品を用意してグリーンウッド診療所へと向かった。

ドン・ヴォーガンは52歳の会計士だ。
妻と娘を事故で同時に亡くした事で気鬱になり、療養所に入ったと聞いた。
面会室に入るとヴォーガンは以前会った時より少々面窶れはしているものの、
大分持ち直した印象を受ける。
スコットが依頼品とカモフラージュ用の見舞い品を渡すと、
随分と色を付けた代金をポケットに捻じ込んでくれた。

「いやぁ遠い所わざわざすまないね。あぁこういうカラフルな花を貰えると
気分も良くなるねぇ。」

ヴォーガンは最初快活に言い、続いて声を潜めて早口でスコットに話しかける。

「あんた内偵とか得意だったよな? ここの事を調べてくれないか? 
この療養所は最近まで評判が良かったんで息子が私の事をここに入れたんだが、
私が入院している間に5人も死人が出ているんだ。
全員心不全や卒中なんからしいが…何かあるんじゃないかと思ってね。
殺人鬼が潜んでいるとか、新薬の人体実験をしているとか。 
もし強請るようなネタが出てきたらボスに報告すりゃあんたも旨い汁が吸えるんじゃないか?
そん時ゃ1本奢ってくれよ。」

ヴォーガンは他愛もない話を少しした後にスコットを送り出した。
チップには内偵代も含まれていたわけだ。
まずは周辺から聞き込みをすべくスコットは一旦療養所を後にした。


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~ユアン・サンダーズの場合~

不可思議な悪夢から数ヵ月が過ぎようとしていた。
夢の中とは言え正気を失うほどのショックを受けたユアンは、
軽度の不眠症に陥っていた。
朧気な記憶が、再び夢を見ることで悍ましい形を成すのでないかと思うと
落ち落ち眠ることもままならないと言った様子ですっかり憔悴しきっていた。
ユアンの新作を祝い、評価しようと訪問してきた作家仲間が、
ユアンの様子を心配し「難しい症例にはこの療養所がいいそうだよ。」と
少し離れた場所にあるグリーンウッド療養所を薦めてきたため、
ユアンは睡眠導入剤でも貰えたら、と診察を受けるために
グリーンウッドの町に向かうバスに乗りこんだ。

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ファンタジーRPGと違って、導入、動機がそれぞれ違います。
最初から知り合いってワケじゃなかったですしね…

気になっていたシナリオ遊び終えました~~。
いざ読んでみると「クトゥルフ神話」技能が必要な箇所がいくつもあって
けっこう経験積んだキャラクターでないと全部は把握出来ない感じでしたね。
なので少々出す情報は甘めに…。
とは言え、マー君に遭った後に神殿向かえばショットガン’sには襲撃されてたろうし
翌日療養所行けば監禁のち殺害 はあったかなー‥。
その辺のリスクを選択肢で切り抜け、
SANチェック失敗時には1D100級の怪物を目撃しても失ったSANが1で済んだり と
キャラが1人欠けることなく心身ともに無事 てのがスゴイですね。

# by yumadoi | 2017-05-15 05:31 | テーブルゲーム | Comments(0)

MAGIC MAZE

短時間協力ゲームの「マジックメイズ」が5/14にゲームマーケットに出ます。
BoardGameGeekで評価7.4なのでちょっといいな と思っている作品。
まぁ…14日TRPGオンセ日になってしまったので買いに行けませんがw
通販サイトに出たら考えます。

昨今は競い合うのも良いですが、経験差がものを言う場合が多いので
協力ゲームが良いかもなー と思っています。

「大いなる狂気の書」

…デッキ構築型。デッキ組む為難易度高めみたい。
 コマンダー問題も起きにくくバランスは良いけれど
 展開の幅が狭いので繰り返し何度も遊ぶ というのには向かないポイ。

「ドラスレ」

…ダイス型。「サルガッソーからの脱出」のジャイアントホビーから出ているので同じようなコンポーネント、
 同じようなダイスの使い方&ゲームオーバー条件。
 進め方は「アンドールの伝説」に被るのでよく聞くタイトルだけど購入してませんでした。
 「サルガッソー」と「アンドール」を持ってるしね…。
 ただ拡張多いので何度も遊べるようになっているのかな。

「逃げゾンビ」

…ダイス型。ラクーンシティから脱出。
 各プレイヤーに与えられたボードでゾンビ処理するのでほぼソロゲーらしい。
 ルールはシンプルながら勝利条件は多数あるので単純にはならないようです。

「マジックメイズ」
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…リアルタイム型。盗みというテーマで動くため、会話やジェスチャーが出来ず黙々と5分間プレイすることに。
 会話がないためコマンダー問題は起きないがワイワイすることもないですね。
 相手の意志を読み取れるかどうかが鍵になります。一長一短かもですね。

# by yumadoi | 2017-05-14 05:26 | テーブルゲーム | Comments(0)

klocki

Steamで25%OFFだったので購入。

…終わってしまった。けっこうステージ少な目かなー
でも安価だし、色んなギミック会って面白かったです

# by yumadoi | 2017-05-13 13:45 | UO,DDO,WH等(洋ゲー) | Comments(0)

わかめ

親に生わかめを大量に貰いました。

吸いの実だと限界あるな…

・胡瓜とわかめの三杯酢
・若竹煮
・鶏とわかめの花椒和え
・きんぴら
・佃煮
・わかめとイカの黄身酢和え
・わかめとトマトと豆腐のサラダ

うーん こんなとこ?
さわらの煮つけとかにわかめを添えているような写真も料理本で見ましたが…
アレだと大して消費出来ないですしねえ

イギリスかアイルランド料理でわかめ使った画が黒い感じの料理がありましたが…
作る気なかったので良く覚えてないですしね;


# by yumadoi | 2017-05-13 09:24 | 今日の・・・ | Comments(0)

ダイスフォージ

出目をマネジメントして資源を集める戦略要素のあるダイスゲー。
興味あるのですが…ボドゲ会とかにもなかなか行かないから積むだろうしなぁ…;

ソロ出来るゲーム買うとか、試したいワイン買うとかのが良いのかなぁ…;

# by yumadoi | 2017-05-10 20:37 | テーブルゲーム | Comments(0)

カビッキオーリ ランブルスコ ロッソ ドルチェ

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甘味★★★★
酸味★
渋味★
すごく飲みやすい赤の甘口微発泡。 
スパークリングもあって喉越しが良いのか、ドルンフェルダー系よりも飲みやすかったです。
この赤なら「また買おうかな」と思いますね。ビアンコ(白)もチャレンジしてみても良いなぁ
もう少し安価なキアリの赤甘口微発泡はどんな感じでしょうね~


# by yumadoi | 2017-05-06 20:07 | 今日の・・・ | Comments(0)

4月の読書メーター

読んだ本の数:7
読んだページ数:1585

スープの国のお姫様 (小学館文庫)スープの国のお姫様 (小学館文庫)

主人公は雇い主の依頼でスープを作りますが、ゲストの希望に沿うように悩みながら、
主人公が抱える謎と雇い主が抱える謎を追っていきます。
料理人の記した本なので料理の基礎やレシピ付なのも魅力ですが、話の構成が良いと思います。
謎が解けて繋がっていくところが。
5話に出てきた絵本は知りませんでしたが、ポルトガル料理の本で民話とレシピは知ってましたね。
私が知っているものは兵隊でなく僧侶ですが…。
読了日:04月28日
著者:樋口 直哉



うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 1 (MFC)うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 1 (MFC)

冒険者が幼女を拾って養い、可愛さにやられる話。
後出の「29歳独身中堅冒険者の日常」と設定は被るが、
後者は突然くっついてきた存在に戸惑い突き放したりもするのに比べ、此方は最初からベタ甘ですね。
知己に「面白い」と言われて入手しましたが、可愛さは分かりましたが”面白味”はよく分かりませんでした;
読了日:04月27日
著者:ほた。,景・トリュフ



ひかりの魔女 (双葉文庫)ひかりの魔女 (双葉文庫)

色々な問題を優しい嘘や美味しいご飯で解決していく…
ほっこり出来るし痛快だしで面白かったです。
物語なのでキレイに進みますが、大切なのは積み重ねと思いやりとさりげなさでしょうかね。
読了日:04月24日
著者:山本 甲士



ヴィンランド・サガ(19) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(19) (アフタヌーンKC)

大きな波に否応なく巻き込まれていきますね…。いつ商人を目指せるのか…;
相変わらずトルケルもシグやんも新キャラも個性的ですね~。
結局ガルムとはやり合うことになるのか…次巻も楽しみです。
読了日:04月22日
著者:幸村 誠



舞妓さんちのまかないさん 1 (少年サンデーコミックススペシャル)舞妓さんちのまかないさん 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

1話試し読み時に「何があったんだろう」と思いましたが、そういう理由でしたか…。
でも舞妓になれなかったキヨさんのその性質が舞妓さん達を癒している感じがします。
「ちろり」みたいにメインは人間模様でご飯メインではないですが、
中卒の子がお祖母ちゃんに教えて貰ったレシピ…
という感じの凝ってない素朴な家庭料理ばかりで無理が無くて良いです。
読了日:04月14日 著者:小山 愛子



七つ屋志のぶの宝石匣(4) (KC KISS)七つ屋志のぶの宝石匣(4) (KC KISS)

バブリーな真弓さんのお話…
やはり華やかなもの知っちゃってると抜けないんでしょうかねー?
理想と現実のギャップ…と言うか。
志のぶの父方や謎の女性も出てきてどんな風に動いていくのか今後も楽しみですね。
読了日:04月14日
著者:二ノ宮 知子



背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 10 (ジャンプコミックス)背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 10 (ジャンプコミックス)

○年後…って打ち切りみたいな終わり方ですが;打ち切り??
確かにインパクト強い先輩方が卒業すると
平凡な主人公組がパっとしない感じにはなるのでどうするのかなー?とは思っていたのですが…
ごく普通の高校生がダンスに興味を持って輝いていくってのは
出だしとしては良かったのですが、普通過ぎて結末が難しくはありましたよねー。
経験値的に三木君達とはまだまだ張り合えないし…
こうなってしまうのかな?というラストでした。
読了日:04月05日
著者:横田 卓馬



# by yumadoi | 2017-05-01 07:15 | 読書 | Comments(0)